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MEETUP
Haptic ×( ___ )Design?
「触れる」から新しいデザインの可能性を探求するHaptic Design Project。今さまざまな業界より注目高まる、触れるデザイン分野Haptic Design。Haptic Design Projectは、ヒトの五感のひとつである触覚に基づくデザインであり、身体を通じて自己と世界をつなぐ身体感覚中心のデザインでもあるこの新たなデザイン分野を、研究分野とデザイン分野の融合によって探求する取り組みです。
Haptic Design Projectは、触業(=HAPTIC DESIGNER)の誕生をゴールに2016年より始動し、初のアワードでは70を超える作品の応募があり盛り上がりをみせました。
本年度のテーマは、触れるデザインのデザイン手法=「わざ」の言語化です。デザインの方法として既にHaptic Designを実践しているデザイナー/研究者が、着想から実際の制作プロセスを共有し、Haptic Designを実践するノウハウをみなさんと考えます。
Haptic Design Meetupは、Haptic Designを考える方の探求の場として隔月ペースで開催していきます。本イベントを通して「ふれるを考える」「ふれるをつくる」機会としていきます。
写真:Zhang Qing
写真:HajimeKato
Haptic Design Meetup、3回目のテーマは(Entertainment)Design。映画館に導入されはじめている4DXやVRを体験できるゲームセンター、繊細な触感を体感できるゲーム機が発売されるなどエンターテイメントの分野でさまざまな触覚技術が普及しつつあります。体験者同士がこれまで主だった視覚聴覚の共有だけでなく、Hapticを共有することでより豊かな体験の共有が可能となります。
今回はエンターテイメントの世界で触覚技術を扱っている方々をゲストにみなさんとHapticに関して探求したいと思います。
今回のゲストは、電気通信大学にて触覚を中心としたバーチャルリアリティの研究開発をされている梶本裕之先生、ゲームのミドルウェアを開発されているサウンドデザイナーの株式会社CRI・ミドルウェアの川口貴志さん、ソニー株式会社にて自社グループの映画コンテンツや舞台演劇などに用いるインタラクション技術を開発されている横山諒さんです。Haptic Designにおける(Entertainment)Designの手法を言語化し「わざ」化することを試みます。
【プログラム】
19:00 ~ 19:05 オープニング 進行:小原和也(株式会社ロフトワーク)
19:05 ~ 19:10 挨拶 南澤孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)
19:10 ~ 19:25 プレゼンテーション1 川口 貴志(株式会社CRI・ミドルウェア)
19:25 ~ 19:40 プレゼンテーション2 横山 諒(ソニー株式会社)
19:40 ~ 20:00 プレゼンテーション3 梶本 裕之(電気通信大学)
20:00 ~ 20:30 ディスカッション 川口 貴志 × 横山 諒 × 梶本 裕之 × 南澤孝太
20:30 ~ 21:00 ハンズオンデモ・ネットワーキング
梶本 裕之(電気通信大学 情報理工学研究科 准教授)
2003年 東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻単位取得退学,2004年博士(東京大学,情報理工学).触覚を中心としたバーチャルリアリティの研究,触覚の医療福祉応用に関する研究開発等を行い,Haptics Symposium,EuroHaptics,SIGGRAPH Emerging Technologies 等における研究発表を行う.日本バーチャルリアリティ学会理事.
川口 貴志(株式会社CRI・ミドルウェア / ゲーム事業推進部 オーディオリード)
ゲーム業界と音楽業界を半分ずつ経験してきた、エンジニア寄りのサウンドデザイナー、ディレクター。1998年よりゲーム会社、ネットベンチャー、音楽制作会社、フリーランスを経て2015年、CRIに入社。ゲームにおける音の演出ノウハウを活かし、主に音響デザインと触覚デザインの研究をしつつ、ミドルウェアのエヴァンジェリストとしてスマートフォンアプリ、VRコンテンツ、配信サービスなど体験の向上に努めている。
横山 諒(ソニー株式会社 / システム研究開発本部 インタラクション技術開発部)
東京工業大学大学院にて、信号処理・画像処理に関する研究に従事し、2015年ソニー株式会社へ入社。新たな感動体験を創出するため、視覚・聴覚・触覚などのあらゆるモーダルを融合する、インタラクション技術を研究開発している。また、ハプティックデザイナーとしての活動もあり、自社グループの映画コンテンツや、舞台演劇とコラボするなど、エンターテインメントとしての体験価値の具体化に取り組んでいる。
金箱淳一(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 研究員)
楽器インタフェース研究者、博士(感性科学)。玩具の企画、美大助手を経て、現在、慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 研究員。健常者と障害者が共に音楽を楽しむための「共遊楽器(造語)」を研究している。
小原和也(株式会社ロフトワーク/FabCafe MTRLプロデューサー)
兵庫県姫路市出身。法政大学卒業後、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科x-DESIGNプログラムにて、デザインプロセスにおける暗黙知の言語化に着目した研究活動を行う。2015年ロフトワークに入社、FabCafe MTRLプロデューサーとして様々な企画、プロジェクト、新規事業の創出に携わる。
モットーは 「人生はミスマッチ」。編著に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(フィルムアート社、2015)がある。あだ名は弁慶。
南澤孝太(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科(KMD) 准教授)
2010年 東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻博士課程修了、博士(情報理工学)。 触覚を活用し身体的経験を伝える触覚メディア・身体性メディアの研究を行い、SIGGRAPH Emerging Technologies 等における研究発表、テクタイルの活動を通じた触覚技術の普及展開、産学連携による身体性メディアの社会実装を推進。 日本バーチャルリアリティ学会理事、超人スポーツ協会理事/事務局長、JST ACCELプログラムマネージャー補佐を兼務。
協力:JST ACCEL 身体性メディアコンソーシアム
Haptic Design Meetup vol.3 Haptic ×(Entertainment)Design
日 時 | 2017年9月4日(月)19:00-21:00(開場:18:30〜) |
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場 所 | FabCafe MTRL |
参加費 | 1,000円(ワンドリンク付き) |
定 員 | 60名 |
※申込は外部サイトになります。