2017.01.16

HAPTIC DESIGN CAMPワークデイで語られた「アイデアの作りかた」と「枯れた技術の水平思考」

〜講師:金箱淳一、安 謙太郎〜

1/15に「HAPTIC DESIGN CAMP」の参加者を対象に、AWARDへのエントリーに向けたワークデイを開催しました。

講師を務めたのは、触覚技術の研究に携わりメディアアーティストとしても活躍する若手研究者のおふたり。金箱淳一さん(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)と安 謙太郎さん(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 感覚表現研究グループ リサーチアソシエイト)。
ここではおふたりがレクチャーしたHAPTIC DESIGN体験の発想法と、プロトタイプの作り方を紹介します。

安謙太郎さんの写真

アイデアの発想法は「組み合わせ」

ジェームス W.ヤングの名著でありベストセラー「アイデアのつくり方」を例に、新しいアイデアのほとんどは“既存のモノの組み合わせ”であるとレクチャー。いきなり突飛なアイデアを出すのではなく、既存のモノや体験を組み合わせて発想するやり方を実践しました。

使う技術は「枯れた技術の水平思考」

「枯れた技術の水平思考」とは「ゲームボーイ」「ゲーム&ウォッチ」「十字キー」の開発者として知られる横井軍平氏のものづくりの哲学。「枯れた技術」とは、先端技術ではなく既に広く普及して使いこなされた技術のことを指し、「水平思考」とは、これまでになかった別の使い道を考えることを指す。

テーブルを取り囲む参加者達の写真

おふたりが実際に作ったメディアアート作品の、発想の背景やコンセプト、使った技術を実際に触りながら学ぶことで、参加者はアイデアのイメージが膨らんだようです。

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